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津村記久子さん [本や映画や音楽や]

作家で昨年からはまっているのが
津村記久子さんです。

新刊の紹介をなにかで見かけて
図書館で探したらそれはもちろん置いてなくて

前のもので「君は永遠にそいつらより若い」を読んだら
それが思いがけずとても面白く、フィットして、
それから何冊も借りて読みました。

重いテーマを潜めてはいるけれど
描かれているのは普通の大学生の日常。
(この作品はちなみに映画化されてこの秋に公開予定)


「ウェスト・ウィング」と「エヴリシング・フロウズ」は、
主人公が塾に通う小学生ヒロシと、
中学生になってからのヒロシ。
このヒロシくんがいいんだなぁ。

これもけっこう背後にはシビアな現代の社会問題が
たくさん見え隠れするのだけれど、
物語は重苦しくない。でも読後感はずっしり。
それでいて爽快。

他も、
津村さんの本はエッセイも
本の紹介もとても良いです。
私はきっと津村記久子さんのことが好きです。
津村記久子さんという人が。

余談ですが
うちの中学生の子供も、
ほかの人にきいても最近の若い子は「イヤミス」が好きらしい。
後味の悪いミステリーのことをいうそうです。
なんでだろうなぁ、
せめて読書ではスカッとしたいと思います。

とかいいながら私も若い時は加賀乙彦にはまって
犯罪心理学を学びたい、と考えた時期もありましたねぇ。

重い小説も、ガッツリした肉メインの食事同様、
年のせいか消化できなくなりました。

あ!もう一つ余談ですが、本屋さんでみかけて
ミステリーが好きならと「少年ミステリー倶楽部」を
子供に買ってあげたら

「少年」とはつくものの中学生にはちょっと(^^;)という
感じの内容でした。パケ買い失敗。

hamster.jpeg
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Facamos, vamos amar [本や映画や音楽や]

在宅勤務中(テレワークてなんか変)は、
自分のデスクトップパソコンのYouTubeでBGMを流しながら
会社のノートパソコンで仕事をしています。

こどもたちもオンライン授業、とかで在宅の時は、
平井堅や奥田民夫なんか聴いていると
なにそれ~なんてブーイングを受けたりしてました。
クラシックの方が仕事がはかどるかも、と思ったり、
そして最近はブラジル音楽に落ち着いていたりしました。

そこでタイトルの曲に出会い、なんて素敵!と惚れ込んで
ここ最近の一番のお気に入りです。

エルザ・ソアレスという、ブラジルの淡谷のり子みたいな
おばあちゃんシンガーのしゃがれ声が素晴らしい。
シコ・ブアルキとのコラボ曲なのだが、彼は
ブラジルの国宝級シンガーソングライターで、
曲も詩もどれひとつとっても素晴らしい。
(そもそも私は彼のファンなので、彼の曲を聴いているうちに
この曲にたどり着いたのです)

オリジナル曲かと思っていたら、
なんと先日、なにげなくNetflixで見た映画、
「ミッドナイトインパリ」で聞き覚えのある
メロディが流れてくるではないか!
コール・ポーターのジャズのカバーだったのです。
Let'sDoIt Let'sFallinLove。そのまんま。

まったく「愛の讃歌」そのもの、
地球のみんな~!愛し合おうぜ~!みたいな感じです。
世界中誰もかれも、
獣も鳥も虫も愛し合ってるんだし!

でも、映画やなんかのように、フランス人のように
そうはいわれても、
そこかしこに恋や出会いなんて転がっていないわけで。
聴いているだけでも楽しいけど。

ブラジルの淡谷のり子は御年90歳?で
最近はラップとかヒップホップとか
DV防止キャンペーンソングとか歌ったりして、
再ブームがきているようです。
昔は、サッチモと声がそっくり、と話題になったりしたものの、
「私は彼のことなんか知らなかったし、向こうが真似しているかと思ったわ」
「この歌い方は、ファヴェーラ(スラム街)で水の缶を頭にのせて運んでいた
幼いころに響いて面白いなあ、と私が発明したのよ」とか
「カマキリの鳴き声が大好きでよくマネしたの」
とか、いちいち言うことも面白い人なのである。

知らなかった。この人も国宝級かも。

コール・ポーターの原曲もとても可愛い。
映画でも、重要なキーとなる曲になっています。

https://youtu.be/i0mGjYBAPug

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